スマートSDSには、表示濃度(表示濃度範囲)と計算使用比率があります。表示濃度(表示濃度範囲)を入力すると、システムが自動的に計算使用比率を算出します。
原料が100%で入力されない場合、システムの自動計算によって、構成物質の計算使用比率が合計100%となるように調整されます。例えば、乳酸50%のみで他の物質が入力されない場合、乳酸100%で計算が行われます。エタノール95%のみで他の物質が入力されない場合、エタノール100%で計算が行われます。
もし上記の調整で問題がある場合は、お客様が手動で物質を追加して調整することも可能です。例えば、手動で「その他」という物質を追加し、余った比率を計算使用比率に設定すれば、乳酸50%・その他50%、エタノール95%・その他5%で計算使用比率の設定が行われます。
なお、上記で(実際は乳酸50%であるのに計算使用比率が)乳酸100%、あるいは(実際はエタノール95%であるのに計算使用比率が)エタノール100%であってもそれほどクリティカルな問題にならないのは、危険有害性区分および適用法令の算出において、「十分に多いものは多少増やしても結果が変わらない」という原則があるためです。危険有害性区分や適用法令の閾値となるのは、0.1%・1%・5%・10%・20%等のラインで、例えば50%以上となると、それを少し減らしても増やしても結果にクリティカルな影響が及ぶケースは多くありません。